保険彼女と日向くんの甘々同居生活
ぼーっと日向君を見ていると

「…あっ、」


目が合ってしまった。



私の顔を見て目を見開く日向君。

あははっと笑ってみせると、顔をしかめこっちに歩いてきた。




「空いてなかったのか?」


「…はい…」




ーーーなんか、
とても申し訳ない気持ちになる。



ここまで付いてきてもらって寝床を確保できないとか。

今日の占い絶対ビリだ。


これで1位とかだったらもう占いなんて信じない。





それはそうと早くこの場を去ろう。



「他のところ行ってみます。じゃあ失礼しま…


「待て」

「え?」





いきなり腕を掴まれ戸惑う私に、


日向君は驚愕する言葉を落としていった。




















「行くとこがないなら俺の家に住めばいい」










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