保険彼女と日向くんの甘々同居生活

何処かで鳴くセミの鳴き声を聞きながら言ったんだ。




「好きです!付き合って下さい!」


自分なりの精一杯の気持ちだった。

色んな人が見てたと思うけど、私には先輩しか見えてなくて。



先輩の瞳しか見えてなくて。

先輩の声しか聞こえなかった。



「いいよ」


そう言う、先輩の声しか....。





その日から私は先輩の彼女になった。


そして、付き合い始めてすぐ。

先輩が


「俺と一緒に住む?」


なんて言い出して。


付き合って、一週間も経ってなかったのに早くない?

おかしくない?

高校生で同居なんて普通しないよね?




そう思ったけど、先輩からの誘いを断るなんてそんな事出来るはずがなくて


「はい!」


思いっきり笑顔で返事をした。

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