保険彼女と日向くんの甘々同居生活
「…っ、おばっ!おばけ!!イヤアア!」



は、裸の男の、、おばけ…っ!!




無理無理無理、なになになに、


早く…早く日向君に知らせなくちゃ、
早く、早く…!!



廊下に続く扉を開こうと後ろを向く。



その瞬間






後ろから伸びてきた手が私の肩に触れる。





「…え、ちょっとちょっと俺おばけじゃねぇよ?ほ〜ら、ちゃんと見て?足あるだろ?」




強制的に私の肩にある手の主の元へ顔を向かされ、私の目に飛び込んできたのは




「…に、んげん」



ダークブラウンの髪からポタポタと水が垂れている色気が半端ない『人間』だった。





「ていうか君、泥棒?」

私をまじまじと見つめてくる彼。




「えっ、違います!」


「…まあそうだよね。
ここのセキュリティ完璧だしね〜」






タオルで頭をガシガシ拭きながら、うんうんと首を振る彼。




この人誰?

日向君 一人暮らしって言ってたよね?

ならこの人は?


日向君がいないのに勝手にお風呂を使うくらい仲のいい人?

友達?兄弟?


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