保険彼女と日向くんの甘々同居生活
同居が始まって数ヶ月が経ち、雪が降り始めたある日。
辺りは徐々に銀世界に染まっていき、息も白くなって。
そんな中、私は沢山の食材とケーキを持って家に帰った。
もちろん先輩との家に。
そう。今日は私の誕生日。
先輩にはもう言ってある。
でも先輩は料理は出来ないから、私が自分でご馳走作るつもり。
「二人で一緒に祝おうな」
そう言って笑ってくれた先輩。
本当に嬉しくて、それだけで涙が出そうになった。
誕生日を好きな人と過ごせるなんて夢みたいだ。
でも、夕方になってもまだ先輩は帰ってこない。
.....早く帰ってこないかな。