保険彼女と日向くんの甘々同居生活
昼休みになり美々と購買へ向かう。


いつもなら自分でお弁当を作ってるんだけど
今日はすっかりお弁当のことを忘れていて。



帰ったら日向くんに相談してみよう。





ここの学校には食堂はないから
購買はいつも激混みだ。



人の波に流されながら
ようやくの思いでパンを買い


端っこに移動し未だパンを買うために
格闘している美々を待つ。

人混みをぼーっと見つめていれば






「…あ、」



見たくない、というか会いたくない人を見つけてしまった。


幸いあっちは私に気づいていないようで
そっと目線を逸らす。



…気づかれませんように。








「あら、あなた…」




早いよ!!
3秒と経たずに気づかれたよ!




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