保険彼女と日向くんの甘々同居生活
「久しぶりね」
ニコニコと私に近づいてくるのは
キラキラオーラを放ちまくってる加恋さんで。
「あ、…はい」
…早々に会ってしまうとは。
「徹にね〜
お弁当作ってあげようとしたんだけど
今日は時間がなくて作れなかったのよぉ」
「…はぁ、そうなんですか」
「でも今日は徹とお弁当食べようと思ってるから楽しみっ。徹も貴方がいなくなって清々してるでしょうね」
「まあ、そもそも徹みたいな人に貴方のような
ブスが釣り合うわけなかったのよ」
ペラペラと喋るこの人の口は
なかなか止まらない。
しかも周りの人に聞こえないように
小声で話してくるからタチ悪い。