保険彼女と日向くんの甘々同居生活
「…何かあったんじゃねぇかって焦った」
私の頭に手を乗せ
眉を下げ微笑むのは日向くんで。
「ご、めんなさい…!私がちゃんと言っておかなかったから二人に迷惑かけて…」
「あああ!大丈夫!大丈夫だから!
そんな頭下げなくていいから!」
あたふたとする成瀬さんと
「お前は悪くねぇよ」
優しく笑う日向くん。
…日向くんはそういうけれど
私すごい迷惑かけたよね?
二人も学校帰りで疲れてるのに走らせてしまった。
「それより連絡先教えて?
愛花ちゃんの連絡先知らないから安否確認すら出来なくて焦ったよ〜」
「…安否確認…」
このあと三人で連絡先を交換した。
これからはちゃんと連絡しよう。
そして私のシフトを二人に伝えてから、日向くんとご飯を作ってる時にお弁当のことを話した。
「明日からお弁当持っていきたいんだけどいいかな?」
「あぁ」
「日向くんはお昼いつもどうしてるの?」
「買ってる」
「そっか、あっじゃあよければ日向くんの分も
作ろうか?…迷惑じゃなければ、だけど…」
「いいのか?」
「もちろん!」
「じゃあ頼む、ありがとな」
「はーい」
「俺のも作ってくれる?」
「成瀬さん…、もちろんです。作りますよ」
「やった!ありがとう愛花ちゃん」
明日から三人分のお弁当作り頑張ろう。