1/100でも、じゅうぶん甘いね。
「……」
まだ、帰りたくないな。
もうちょっと、唯くんと一緒にいたいな。
そんなこと言ったら、迷惑かな。
「やっぱ、アイス半分じゃたりねー」
私の手を握ったまま、突然そう言った唯くんに、驚いて顔をあげる。
「え……?」
「もう1回コンビニ行っていい?」
少し照れた顔。
赤くなった頬。
もう一度強く、握り直してくれる手。
私の考えてること、わかったのかな。
もう少し一緒に、いてくれるんだ。