1/100でも、じゅうぶん甘いね。
「いいです……!」
バッ、と手を振り払ったら、思ったよりも勢いが強くて男の人の顔に当たってしまった。
「は?いった……調子乗んなよ」
ニヤニヤしていた顔から笑顔が消えて、途端に怖くなる2人の顔。ギリ、と掴まれる手首が痛い、逃げられない……。
「ほら、早く行こうぜ」
「どこがいい?ホテル?」
強く引っ張られて、嫌、と小さな声が漏れる。どうしよう、どうしよう……!
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