1/100でも、じゅうぶん甘いね。
「いいね、そのドレス」
私の白いふわふわしたミニドレスを見て、優しい顔して笑う唯くん。
それだけで胸の奥が掴まれたみたいにきゅうっと締め付けられて、ジンジン熱くなる。
「可愛い」
私が照れるのを面白がるように、珍しく甘い言葉をくれる。
「俺のために着たの?」
「っ……そう、だよ」
「ふーん」
私はいつだって、満足げに笑う唯くんの手のひらの上、なのかもしれない。
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