1/100でも、じゅうぶん甘いね。



「俺のために着てきたんだっけ?」



パーカー姿の私を見ながら、わかりきった問いを投げかける唯くん。



「……そうだよ」


「じゃあ見せて」




唯くんの指がもう一度、胸元のジッパーにかかる。

そのままゆっくりと、焦らすようにファスナーを下げる唯くんに、ドッキン、と心臓が期待するみたいに大きく跳ねた。


徐々にあらわになっていく肌に、羞恥心を煽られる。


普通に脱ぐならまだ大丈夫なのに、こんな風に脱がされたら、恥ずかしかしい。し、胸の奥のほうがキュンと疼く。



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