1/100でも、じゅうぶん甘いね。
どうしていいかわからなくて、されるがまま、唯くんの手を拒めずにいると。
手がそのまま下に降りて、ぞくぞくと甘い痺れが背中を駆け上る。
「ん、唯く……」
「こんなエロい格好、他の男に見せようとしてたの?」
目を細めて、私を見つめる。
その低い声が、私の鼓膜を甘く揺する。
「み、水着だもん……」
「ふーん」
唯くんはそっと唇を私の肌に近づけて、胸元に優しく触れた。
「っ!?」
触れたところから熱が広がって、ドクンドクンと心臓がうるさい。
胸元に、キスした……。