1/100でも、じゅうぶん甘いね。
そのまま舌を出して、肌を舐めた唯くんに、なんとも言えない感覚が湧き上がる。
「っ、ん、」
なにこれ、ゾクゾクする。
もうずっと、体の奥のほうがジンジン熱い。
突然、遠くから、みんなのはしゃぐ声が聞こえてきた。
その瞬間、ハッと我にかえる。
そうだ、ここは死角だけれど、いつ、誰が来るか分からない。
そう思った途端に恥ずかしくて、みんなに見られたらどうしようって怖くなって。
その背徳感で、余計に胸がきゅんとした。
私、どうしちゃったの……?