1/100でも、じゅうぶん甘いね。
「柑奈、眠れないの?」
「え……うん、」
モヤモヤした気持ちがなんなのか分からない。
唯くんの魅力に気付くの、私だけじゃないなんて当たり前で。
それくらい唯くんは素敵な人で。
だからこそ、そんな唯くんが私を選んでくれたことはすごく嬉しいのに。
……私でいいのかなって、たまに不安になる。
私はそんな素敵な唯くんに釣り合うほど、素敵な女の子になれてるのかな、とか。
唯くんは私の彼氏なのに、とか。
いろんな感情がぐちゃぐちゃに混ざって、何に落ち込んでるのかもわからない。