【完】ワイルドなトイプードル系男子が可愛すぎます。

「食べる?」



「うん!食べたい!これ何?」



「バナナマフィン。バナナ大丈夫?」



「バナナ好き!」



「じゃあ持っていくからソファーに座ってて。コーヒーも飲む?」



「うん!コーヒーは俺淹れるよ」



「そう?じゃあ、そこのケトル使ってお湯沸かして」



「了解!」



焼きあがったバナナマフィンが一つ丁度よく乗る大きさの白い四角いお皿のを準備して、その上に置いた。

その上からチョコレートソースを糸のように細くかけた。


清良君の淹れてくれたコーヒーを横に置いて二人で「いただきます」をした。



「おかわりあるから好きに食べてね」



私は清良君にそう伝えると、伏せて置いた小説を手に取って、続きを読みながらバナナマフィンとブラックコーヒーを楽しんだ。







小説を読み終わり、ソファーでぐっと背中を反らせながら伸びをして、もうすっかり冷まってしまったコーヒーを口に含んだ。

< 40 / 159 >

この作品をシェア

pagetop