【完】ワイルドなトイプードル系男子が可愛すぎます。

「ごめんね」



「なんで謝るの?」



「んー。だって、昨日は泣くし、今日は嫌がられるし俺嫌われるようなことしたかなあって気になってたから」



真っ白な背景にふわふわ揺れる清良君の髪の毛。

それを見つめながら、そんなことを思っていたのだと自分の行動を申し訳ないと感じた。



「昨日泣いたのは嘘つかれたことで動揺してたからだし、さっき嫌がったのは、顔のクマが見られなくなかったからだよ。別に清良君を嫌いだからじゃないよ」



「そっか、なら良かった」



清良君の頭の上から、ほっとしたようにほわっと白い息が上がる。



「ちょっと変な奴って思われるかもしれないけどさ、俺彩音さんに頭撫でられると安心するんだよね」



「え!?」



「めっちゃ驚いてる。やっぱり変な奴だと思った?」


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