ラブポェム
公園の片隅で初めて過ごす雪の夜
まだまだ初々しい
会話にならない言葉重ねたね

甘く柔らかい初めての
キスは雪解けの味がした

帰り道バイクをおす
彼の後ろ姿
広くたくましいあなたを
私は抱きついた

2人で輝く星を見つめながら
家の近くの坂を駆け上がった

くだらないちっちゃな喧嘩で
涙して枕を濡らしたっけ
そんなこといつのまにか
流れ星のようになくなった

町離れの高い丘
あなたが連れ出した夜
2人を見守る光立つ空に町
体を重ね寒さをしのいだあの夜
その時間は永遠かと思えた
一番に光放つ星明かりに照らされて

月日が立つのが早すぎて
真夏の太陽が照り響くその日
突如あなたは星になった

そばにいるって言ったじゃない
永遠を誓ったじゃない
悔やんでもこの運命を憎んでも
私は立ちすくんだ
しとしと降る雨が
私の心を濡らす

一番星を追いかけて走った
丘への山道
あなたと過ごしたスターMEMORY
を涙が枯れるまで繰り返し
感じた

涙が枯れ
一筋の光が私の心に差した時
彼への翼を手に入れた
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