君と僕と
初めは名字で呼んでたけど
「名字で呼ばれるのはあたしのガラじゃないから、日向って呼んで?」
と、言われこの日から呼び捨てするようになった。
僕と彼女はよく2人で話すようになっていた。
僕とは違う君。その世界観が僕は好きで、彼女の話に耳を傾けていた。
1週間後のことだったろうか。
彼女がぼーっとしていたり、暗い表情を見せるようになったのは。
日向の創り描いた自分の世界観にのめり込んでいた僕はその変化にすぐに気が付いた。
さらに3日後、日向と一緒のお昼。
「ごめん」