【短編】恋愛ジンクス
セイヤがこっちを向いた瞬間にホースの先をつまんで水をかけてやった



「くっそ…鼻に入ったし…」



セイヤは私のホースを取り上げて仕返し



「きゃッ…冷たい!」



慌てる私を見てセイヤは笑っている



不覚にもその笑顔を見てドキッとした



その後も水のかけあいで服はビショビショ



「はぁー疲れた」



冷たいけど気温が暑いからちょうど気持ち良かった



「肝心の花には…」



水遊びで飛び散った水がいい具合でかかっていた



「ははっ、私たち天才だね」



「だな」
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