オバケからの告白
「なにママまで蓮と同じ事言ってんのよ！　
そんなのあたしたちが子供の頃の話じゃない、
あたしたちもう高校生よ幼い頃とは違うの！」

「別に良いじゃない減るもんじゃないし、
ねえ蓮君もそう思うでしょ？」

「俺は別にかまわないですけど、
常識的に考えてまずいんじゃないかと……」

蓮がそう応えた事を知らない悟は必死に反対する。

「そんなのダメに決まってるだろ、
嫁入り前の娘の裸を見るなんて」

「何言ってるのあなた、
もうお互い裸は見てるのよ」

「なに！　いつの間にそんな事になったんだ、
俺のことわりもなく」

「何言ってるのよパパ、
さっき子供の頃一緒にお風呂に入ったって言ったじゃない、
それにその言い方だと一言ことわりを入れたら良いって事になるわよ」

まさかの自分の言い間違いに納得する悟。
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