オバケからの告白
蓮は宣言通りそのまま授業を受け続け、
このクラスにはオバケの生徒がいると言う奇妙なクラスとなった。

その後家に帰った優奈は、
共に帰ってきた蓮に激しい口調で問い掛ける。

「ちょっとどう言う事よ、
毎日学校に来るつもり?」

「ダメか?」

「当たり前でしょ、
オバケの相手なんかしていられないからね」

「いいよ勝手に動くから……」

「勝手に動き回られても困るのよ」

「何でだ?」

「当たり前でしょ、
女子更衣室なんかをのぞかれても困るじゃない」

「俺がそんな男に見えるか?」

「充分見えるわよ」

「お前今まで俺の事そんな風に思ってたのかよ、
だったらお前のそばを離れないよ、
それだったら良いだろ?」

「嫌ようっとうしい」

そんなところへ、
理恵子が何事かと優奈の部屋にやって来た。

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