オバケからの告白
そしてクラスのみんなの悲しみが癒えた頃のある日曜日の午後、
突如優奈のスマートフォンが鳴り響いた、
モニターには紗弥加の名前が記されている。

「もしもし紗弥加、どうしたの?」

その声は今にも泣きだしそうな声であった。

「優奈もうダメ、
あたしもう生きてらんない」

「どうしたの突然、何があったの?」

「もう死ぬ、さよなら優奈……」

そのまま電話は切れてしまった。

慌てて蓮を探す優奈。

「蓮、蓮どこにいるの、
まったくこんな時にいないんだから、
蓮てば、紗弥加が大変なの出てきて、」

「何だよ、紗弥加が大変て」

「紗弥加から電話があったの、もう死ぬって、
何かあったのよ、
ほんとに死ぬつもりかもしれない、
助けて蓮、空飛べるんでしょ、
お願い上から探して」

「分かった」

「あたしも心当たり探してみる」

その後すぐに家を飛び出していく二人。

しかし蓮は空から探していた為、
意外とすぐに見つけることが出来た。

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