オバケからの告白
「そんな事より蓮、
オバケなのを良い事にあたしの着替えを覗いたりしないでよね」

「そんな事しねえよバカ」

その言葉にそれまで会話に入れなかった悟が反応した。

「そうだぞ、自分がオバケなのを良い事に覗いたりするなよ、
もしそんなことしたら生かしちゃおかねえからな!」

「何言ってるのパパ、
あたしの事大事に思ってくれるのはありがたいけど蓮はもう死んでるじゃない、
それにパパには蓮の事見えないでしょ、
どうする事も出来ないじゃない」

「そうだったな? わるい悪い」

そんな所へ、
母親であるはずの理恵子からとんでもない言葉が飛んできた。

「その辺にしておいたら、
それに大丈夫よ、昔二人は一緒にお風呂に入った仲じゃない」

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