俺にだけは、素直になれよ。~幼なじみとヒミツの同居~
そのあとも、急いで着替えて、洗濯機を回して、気づけばもう7時。
「そろそろ大地を起こさなきゃ……」
だけど、大地と顔を合わせることに躊躇しちゃうよ……。
あんなことがあったのに、どんな顔して大地に会えばいいの?
ドキドキと早まる鼓動を感じながら階段を登り、自室のドアを開ける。
シンと静まり返った薄暗い部屋。
窓際のベッドに近づくと、大地の寝息が聞こえてきた。
「……大地?カーテン、開けるよ」
カーテンを開けると、部屋の中に朝日が差し込んだ。