俺にだけは、素直になれよ。~幼なじみとヒミツの同居~
しばらく、無言のまま飯を食ってると。
「あたしって、どうして嫌われちゃうのかな……」
目線は下に向けながら、暗い表情のままポツリと呟いた愛美ちゃん。
「……急に、どした?」
「……これ、見てくれる?」
愛美ちゃんに渡されたのは、四つ折りにたたんである手紙のようなものだった。
「これ、何?」
手紙から愛美ちゃんへと視線を戻すと、愛美ちゃんは泣きそうな顔をしていた。
「……大地くん、それ読んでみて?」