俺にだけは、素直になれよ。~幼なじみとヒミツの同居~
私は、大きく深呼吸をした。
ドキドキがバクバクに変わって、もう尋常じゃないくらい鳴り響く心臓の鼓動。
「……私、」
振り絞るように発したその声は、たぶんきっと震えていたと思う。
緊張のあまり、もう頭の中は真っ白だった。
「……私、大地との今の関係を、終わりにしたい」
「……え?」
焦ったような大地の声。
あれ?私、言葉の選択間違っちゃった?
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