俺にだけは、素直になれよ。~幼なじみとヒミツの同居~


緊張しちゃって、紅茶の味もよくわからない。


だって、ほんとに始まっちゃった。


美味しそうに私の作った料理を頬張ってくれる大地を見つめながら、どこかまだこの現実が信じられない自分がいる。


だけど、夢じゃないんだよね?


これから3ヶ月間は、本当にこの家には私と大地しかいないんだよね……。


そう考えただけで緊張感が増していって、体が強ばる。


家族以外の誰かと一緒に生活なんてしたことがないもん。


しかも、女の子ならともかく、いきなり男の子と住むなんてっ。


これからどんな生活が待っているかなんて想像もつかないよ……。


それに、お父さんとお母さんはアメリカでちゃんとやれるのかな……。








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