サッカーばか
幸せ者
月曜日。
「よかったじゃんっ!」
「うん!幸せ~」
「ふふっ、あたしのおかげよね」
「なにそれっ(笑)
まあ、そうゆう事にしてあげよう☆」
「うざ~(笑)」
昼休み、祐実とガールズトークで盛り上がっていると
「佐伯!呼んでるぞ~」
「ん?」
ドアを見ると、そこに立っているのは奏太くん。
うわっ。壁によりかかってクラスの男子と話してるよ。
かっこいいなあ。
あっ、気付いた!
奏太くんってあたしを見るとニコって笑うの。
すっごいキュンってなるの!
こういう人をイケメンって言うんだね。
少し恥ずかしくて
ちょこちょこあるいていくと
奏太くんは皆に冷やかされてた。
「清水!なにかわいい彼女つかまえてんの!」
なっ。何言ってるの?!
あ、でも彼女?!なんだ…
恥ずかしいっ
「愛ちゃん!清水なんかやめて俺と遊ぼ?」
「そだよ、こんなサッカーばかなんか相手になんないでしょ」
「うっせ、愛は俺のになったの!」