サッカーばか


「ん?」

何普通の顔で聞いてんじゃい!

「ち、近い…」

「ふ~ん、こんなんで緊張してんだ

…キスもまだでしょ」

耳元で言われてビクッてなったあたしはつい大声で

「なっ!乙女に向かってそんな事きかないでよ!
ってゆうかどいて!」

って叫んでしまった…
廊下だったし、目立ったよね…最悪…

「はは、じゃあな」

「べーだっ!」

こうして高瀬も行って

溜め息ついたら、後ろから祐実がきた。


「高瀬もまだまだガキだよね、」


「ほんと!大人気ないっ!」


高瀬のせいですっかりご機嫌ななめの私をみた祐実は


「…高瀬って気の毒な奴」

そんな事言ったのに気付きもしなかった…

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