サッカーばか


「……………ええええ?!」

ちょ、すこし落ち着こう。

奏太くんは、つまり、

私が教室に1人でいるのが危ない

って伝えたかったんだよね。

なのに、私の手首を掴んで
優しくキ、キスをしてきた…

「な、ななななんでっ?!」


「なんでって…
ぼーっとしてる愛が、かわいかったから…?

……敦とも楽しそうに話すし」

こんな事言われたら
もう立てません。

ってゆうか
下の1文って……

「奏太くん…やきもち?」

顔あかいー。ビンゴだっ。

照れて校庭を見ている奏太くんがおもしろくて、

クスクス笑っていると

さっきまで赤くなっていた
奏太くんはどこやら
また近付いてきて、

「他の男の前で
そんなかわいい顔で笑わないで」

そう言って私の耳元で

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