サッカーばか
「あはっ
奏太くんてば、やきもちっ?」
もっと照れてる顔が見たくて
ひょいってのぞきこんで見た瞬間、
「~~~~っっ!」
チュッ
びっくりして固まってると
「あーあ、俺もあいと同じクラスがよかった。
なんちゃって」
先に数歩いてた奏太くんが
立ち止まって振き
「ぷはっ
変な顔っ!」
とか言って笑うから
私は心臓がとまったかと思った。
もう日がかなり短くなって
外は暗い。
奏太くんが固まってる私に近付いて
「ねえ…」