サッカーばか
ホテルに着いて荷物を置いた後
「いい事ありそうだね♪
祐実っ!」
隣りにいる祐実も同じ顔してるだろうと思って、
ニコニコしながら見てみたら
…祐実は
1点をボーッとみていた
「…祐実?」
視線の先は
そう。敦くんだった。
同じ学校の女の子と楽しそうにしゃべっていて
女の子も嬉しそう。
「ゆ、祐実!
今日の見学は水族館だよ!
自由時間だし、早く行こっ!」
悲しそうな祐実の顔を見てるのはすごく辛かったから
私は無理に祐実の腕を引っ張って歩きだした。