サッカーばか


ホテルに着いて荷物を置いた後

「いい事ありそうだね♪
祐実っ!」


隣りにいる祐実も同じ顔してるだろうと思って、
ニコニコしながら見てみたら


…祐実は
1点をボーッとみていた

「…祐実?」


視線の先は

そう。敦くんだった。

同じ学校の女の子と楽しそうにしゃべっていて
女の子も嬉しそう。


「ゆ、祐実!
今日の見学は水族館だよ!
自由時間だし、早く行こっ!」


悲しそうな祐実の顔を見てるのはすごく辛かったから

私は無理に祐実の腕を引っ張って歩きだした。


< 50 / 87 >

この作品をシェア

pagetop