サッカーばか
いままで前を向いてた祐実は急に振り返った
「……好きな人いるんだ…」
そう言った祐実は、
もう泣きそう
泣いてる所なんか、見たことないのに。
「……うん。ここに」
「え?」
「好きな人、俺の目の前にいるよ。
祐実。」
そう言った敦くんは
とびっきりの王子スマイルをした
「ふぇ~」
ついに祐実は泣いちゃって
そんな彼女を愛しそうに敦くんは
「ははっ、祐実、好き」
そう言って祐実を抱き締めた
「うん、うん………」
泣きながら敦くんの胸でうなずく祐実に