サッカーばか
ま、いまは奏太は関係ないし、話を祐実に戻すね。
隣にいた祐実はきづけば他の男子のところで、楽しそう?に笑っている。
ゆ…ゆみ、小悪魔だ……
あたしにはできないな。
「えー、何言ってんの、」
そう言って祐実が他の男子の肩をたたこうとした途端、
敦くんが祐実の腕を引っ張った。
祐実は一瞬おどろいたけど、すぐ強気にもどって
「何。まなとはるかとしゃべってたらー」
なんて、すねちゃってる。あたしからすればかわいいけど…
祐実ももっと甘えればいいのに。
すると敦くんは微笑んで
祐実の耳元で
「へー?祐実、俺のこと嫌いになったの?」
なんて、余裕発言。敦くんってば、Sだったのね。
当然、まなもはるかも、他の男子もあ然。
祐実の顔はまっかになって、
「だって……敦がいけないんじゃん」
と小声で反抗する。
「反抗すんなよ。
……おれ、祐実の事すきだよ?祐実は?」
「なっ……」
なんなの。このバカップルは…
「ね、祐実、答えて」
うわ。敦くんの上目遣い、そこら辺の女子よりかわいーよ。
祐実は白旗をあげ、
「もうっ!!すきだってー」