魔法と紡いだアオハル

「ふっ。怖くなったか?
じゃあ忘れるんだな。今見た事。」

こんなに強引に言う事聞かせるって

しかもか弱い女の子の髪を雑に扱って
顔に炎近づけてきて

「最低」
「それがどうした?」

ジリジリと私の顔に炎を近づける。

チリチリと髪の毛が焦げる匂いがする
このままじゃ顔が大火傷だ。

誰か…火を消してっ!!



ボフッ

え?

見上げると
男の子の手のひらの炎が消えていた。
消してくれた…の?

でもそれには似合わない、驚いた顔をしていた。

「………これに懲りたら俺に近づくな」
今度はフッと鼻で笑った

「ふざけんなっ」

ゴンッ
私は思いっきり右足で蹴りを入れた。

「うぉっっっテメッ。」

「べーっだ。」

そして私は全速力で逃げた。



もう絶対関わるもんか!
あんな最低男。

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