幾年の愛を
断ることのできない圧力に負け、
承諾してしまった2人も連れ、
俺達は天界へと足を進めた…
ー天界ー
ついたところは、白で統一しており、
草木に囲まれ、水の流れる音…鳥の鳴き声…
ここはほかの所とは違うのだと
思い知らされる…
「やぁ、よく来たね」
扉を開くと待っていたのは采羽の兄だった。
「采羽がすまなかったね、
千月、采羽とクロウ君をあの部屋に」
「わかりました」
そう言って、俺だけ案内されたところは
ほかの所とは雰囲気が違う部屋だった。
水が流れ、その上には蓮の花が浮かんでおり、
とても綺麗だと思って…