幾年の愛を






「ここは采羽様がお前のことを思って作った部屋だ。
采羽様の力を安定させるために少し要様が
改良しているが、
今のところここに入れるのはお前だけだ…
采羽様の傍についててやってくれ」





「あぁ」





そう返事をすると、ホッとしたように
息を吐いてどこかに行ってしまった…




俺はベットの上に采羽を寝かせ、
隣に座った。





「大丈夫…俺はここから離れない…
お前が目を覚ますまでずっと…」




だから、安心して目を覚ましてくれ…采羽…








     sideクロウ end








 
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