幾年の愛を


本当に詰まらないそうに話している2人は
どうやらただの暇つぶしで通っていたらしい…


「だよね、2人もどうせ暇つぶしだしやめるだろうし、
そう伝えておくね…因みに采羽ちゃんは頭いいの?」



「い、いえ、そんなによくはありません、
大学はもう行っていきましたけど」


(((頭いいじゃないかby全員)))



「にしても、やっと堅苦しい生活とおさらばだね~、これで遊び放題!」


「はしゃぎすぎて怪我しないでね?」


「わ、わかってるわよ」



なんか、この2人を見ていると安心するなぁ…
優しい日溜まりのような…黄色い光が
2人のことを包んでいるうだ。



「ねぇねぇ采羽、料理は作れるの?」


「え、えぇまぁ…」



じゃないと何も食べられなかったし…
私のことは誰もしてなんてくれなかった。



「じゃあ、一緒にお菓子作りしよう!
麻姫ちゃんもね!」


元気な澪さんは諦める気がないようだ。
これはつき合うしかないかな…


ということになり、午後からお菓子作りが始まることに…
男子は外で待っていてもらうらしい…



「大丈夫だよクロ」

「お前は危なっかしい…」


そうかな?自分ではしっかりしてると思うけど…
でも、気をつけないとね…



 
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