幾年の愛を
東金紅葉
次の日の朝…朝食を食べてから
クロは浹さんと一緒にどこかに行き、
私は澪さんと一緒にいた。
すると、広間の方からなにやら騒ぎ声が聞こえてきた。
「まさかあの女…また懲りずに…」
澪さんは小走りになりながら広間に急いだ。
そこにいたのは見知らぬ女の人と言い争うっている紅葉君
「あの人は…」
「私達の仮親…」
「仮親?」
それって養ってくれる親のこと…
「私達グアルディアーノはね本当の親を知らないの…
生まれたときから仮親がいて
そいつらに養われていく。
それを引き受けるあいつらはただの金目的…
それが一番酷いのは…紅葉の所なの」
澪さんは悲痛に顔を歪めながら、藜さんは
見ていたくもないように
顔を背ける。
「だからっ俺とあんたらはもう何の関係も
ねぇんだよ!とっとと帰れ!」
「何よその口の聞き方は!誰のおかげで、あんたみたいな化け物が生きていられるとおもってるのよ!」
手を振りかざした瞬間に私は言い合ってる間に入り込んだ。
「なっなによあんた!」
「この寮に住まわせてもらっています…」
この人にとったら私はそれだけの小娘だろう…でも、
こっちからしたら、それだけじゃない