幾年の愛を
時間がたつのも早くもう放課後になっていた。
ここの空気すら吸いたくなくて、
私はすぐに学校をでた。
本当にめんどくさいよね…
私がなにやったって言うのかな?
勝手な考えはやめて欲しいけど。
と、考えているとバス停の方でなにやら
揉め事が始まっていた。
よくよく見てみると、不良らしき
3人がサラリーマンであろう人を
蹴ったり殴ったり好き放題。
周りの奴らはそれを見て見ぬ振り…
自分がやられないように、自分だけを
守っている最低や人間だ。
「ねぇやめたら?そういうのって
結構ダサいよ?」
私が止めに入ろうと口にしたのが
気に入らなかったのか、すぐに私に
ターゲットを変えた不良3人…
単純な奴らだよね…本当に…
「聞こえなかったんならもう一度
言ってあげる。…ダサいよ」
「このっ!」
「遅いよ」
私に向かってくる拳をそのまま避け、
軽く脇腹に蹴りを入れるとKO
こんななりしてるけどたんなる子供騙し…
弱すぎて話にもならない。
「てめぇー!」
もう1人が向かってきた拳を掴んだとき
私は『また』見てしまった。
《どうしてこんなことに…》
(母さん?)
《こないでよ!あんたがいなきゃあの人は
まだ私を見てたのに!》