幾年の愛を
「そんなにかっかしないでよねぇ、
俺はゼキル、よろしくね?」
新しく出てきたデュラス…
どっちも上級…
戦っては見たもののすぐに私達はボロボロだった。
「よねぇの…じゃあとどめはさ…」
勝手に動き出した体は武器を持ちながら
何故か黎の方を向いていた。
私は刀を構えながら、黎は銃を向けながら
「お前等の一番大切な奴らだ」
「いゃ…いゃだよ…黎っ!」
「くそっ」
もう駄目だと思っていたその時、
あの子が来てくれた…
「陽千!」
私たちの前に立って采羽はどうしてかはわからないが
無絵とは違う威圧感があった。
「引きなさい…お前達の主からは
こんな命令でていないはずだ」
多分…うぅん絶対…ここにいる皆が思っている…
今目の前にいる采羽を…今までの采羽だと
思えない…と…
side澪 end