幾年の愛を
side千星
やっと…待ちに待ったこの日が来た
私の大切な主…
さて、こいつらはどうなるかな…
「何故ここに…」
「私がここにいては駄目な理由があるとでも?」
私が向き直ると悪魔は一歩後ろに下がる。
ここにきたのは最後だけど、よくよく考えれば
わかることだ…
私でこの人の式は3人になった。
「いけ、今回は見逃してやる」
「チッ」
ドアとともに消えていく悪魔を気にせず
私は本家の方に踵を返した。
「まって!」
「…役立たずだな…」
「っ、」
「主を任せた私が愚かだった」
グアルディアーノは過去のトワしか
考えていない…
あんな『トワ』なんて…私は絶対に
認めない…今のこの人こそが
…永遠なる我らの光…
「ん?やっと来たんだね千星」
「すみませんね」
陽千は先に戻って来てたのか
まったく、主をおいて帰るなんて
何を考えているのか…
主をベットにのせながらそんなことを考えていると
奥の方から足音がしてきた