幾年の愛を
まだあきらめていなかったのか
ウザイったらないな…
「お願いっ采羽に会わせてっ」
どれだけ願ったとしてもこの人はもう
会うつもりなんてない…
「帰りなさい」
「これ以上騒がれては采羽様が目覚めてしまう」
「邪魔…してほしくないんだけど」
「どうして…」
グアルディアーノ…
やはり変えておくべきだったか…
今のこの人にとって信頼は絶対の物…
裏切る者がいるなら容赦なく…葬るだろう…
それほどこの人の中での『裏切り』からついた傷は
深いんだ…
それをこれ以上深くするのだけは許さない…
side千星 end