漆黒に佇む一輪の華
亮「、、お前がいいんだったらいい」



りょうがぶっきらぼうに答える。



穂「え!ありがとう!」



自分で言っときながら最悪だ



なに?朱羅から抜けないといけない日は今日なの?




亮「でも悠里に何かしてみろ俺がただじゃおかねぇからな」




りょうは鋭く睨みをきかせそれだけ言って自分の席に着いた



りょう、、



ありがとう



穂「柴崎くんはああ言ってたけどもう今日決行するから」



穂夏に睨まれながらそう言われ



悠「、、今日なのね」



と力なく答える。



穂「当たり前じゃない」



穂夏はりょうみたいにぶっきらぼうに答えると自分の席に着き、りょうに話しかけていた



私も自分の席に着き、静かに覚悟を決めていた



__________




亮「悠里 行くぞ」



悠「うん」



りょうの後を付いて行こうとしたら



穂「ちょっと待って!」



と穂夏が甘い声を出し走ってきた。



穂「追いついた!行こ?」



とニコニコの笑顔に顔が引きつりそうになる



亮「悠里行くぞ」



悠「まっ「待ってよ〜」



穂夏はまるで私なんかこの場に存在していないかのようにりょうにずっと話しかけている



私は仕方なく後ろからトボトボ歩いていた



春「遅いよゆうちゃーん!」



秋「ほんとだよー、、なんでいんの?」



秋兎が穂夏に指を指して言った。



穂「悠里ちゃんが今日倉庫来ないかって誘ってくれて!」
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