漆黒に佇む一輪の華
7.隠された真実
奏汰side




これはまだ悠里が嵐の総長で、そして俺の相方として過ごしていたときの話になる






___________







ーーーーーこの出会いは恐らく偶然で




いつも通り繁華街をパトロールをしていたときに俺は野田たちと出会った




野「お前…月輝だろ」




この言葉が今思えば全ての始まりだったんだと、そう思う




俺は無視して通り過ぎようとしたけど肩を掴まれ足が止まった




野「ちょっと待てよ」




奏「なんだよ」




野「お前と夜いつも一緒にいる月華、、いや嵐の総長のことで聞いて欲しいことがある」




は?なんでこいつ悠里が月華だってことしってんだよ




ドクッと心臓が嫌な音を立てたのがわかった
そして野田はその言葉の続きを俺の耳元でそっと呟いた




野「俺らは嵐がいる限りいつまでたってもトップになれねぇ」
< 117 / 145 >

この作品をシェア

pagetop