漆黒に佇む一輪の華
秋「え?そうなの?」




違うよと言ってしまいそうになったけど




悠「そうだよ」



となんとか笑顔で答えることができた。



そんなわけないのに、、



あと何時間後には私の居場所は穂夏に変わっていて皆の笑顔は私にじゃなく穂夏に向けられるのかと思うと胸が苦しくなる。




亮「悠里は俺の後ろなお前は、、」




穂「お前じゃなくて穂夏って呼んでください!あと私柴崎くんの後ろがいいです!」




鬱陶しいひっつき虫みたい



悠「じゃ私は秋兎の後ろ乗せてもらうね、いいかな?秋兎」



秋「全然いいよー!」



りょうの方を見ると穂夏に腕を引っ張られ怒っていた。



亮「倉庫までだからな」



春「いいの?りょうくん」



亮「倉庫までの我慢だ」



穂「ありがとう〜!」



穂夏の声にイライラする…



でも…我慢しなきゃ…




__________





秋「はい!着いたよ!」



悠「は、早すぎだよ秋兎」




秋兎はバイクのハンドルを握ると人格が変わったかのように尋常じゃない早さでバイクを飛ばすからしっかり捕まってないと落ちそうになる。




ということをすっかり忘れていた、、
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