漆黒に佇む一輪の華
和「悠里の家って組してたのか」




悠「、、家のことはよく、知らない」




神「にしてもなんで悠里のお父さんは今更悠里を組に戻そうとしてんだ」




悠「力がほしいだけだよ...昔からそう私のことなんて見てないこんな都合いいときだけ」




悔しかった




まだ一緒に暮らしていたときだってどれだけ努力してもお父さんは私に興味なんて示さなかった




その理由なんて簡単




私が組の後を継げない“女“だったから




幼いながらにそのことを理解したときは苦しくて辛かった




本家の方には足を踏み入れることさえ許されなかった私は耐えきれず家をでて今に至る
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