漆黒に佇む一輪の華
りょうは私の手を引き教室から出ていき屋上を目指して歩き出した。




チラッと教室を見たけど穂夏はまだ来てないようでホッとした。




悠「穂夏はまだ来てないんだね」




亮「誰だそれ」




悠「え、昨日一緒に倉庫に行ったじゃん」




名前覚えてなかったのか、、




亮「あぁ、知らね」




ほんとに興味ないんだなとか思っていたらあっという間に屋上に着いた。




ガチャ




亮「ほら悠里寝とけ」




と言ったりょうが1番最初に寝るのは言うまでもないけど




悠「ありがとねりょう」




そう小さく呟いて私も眠りについた





__________






しばらくしてガチャッと扉を開ける音で目が覚めた。




悠「ん…」




それにしてもよく寝たな




春「あれ?りょうくんにゆうちゃんじゃん」




と言って抱きついてきたのは春兎で




悠「結構寝ちゃってたかも」




秋「りょうくんが人前で寝るなんて初めてみたよ〜」




ってびっくりしているのは秋兎




、、ん?




りょうが、、人前で寝るのが初めて?




悠「ねぇ秋兎、りょうってみんなの前じゃ寝ないの?」
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