漆黒に佇む一輪の華
秋「ゆうちゃん…」




ごめんね…秋兎、、




ほんとは嫌いなんかじゃないよ




むしろ大好きだよ




だから私は信じてたのに、、





悠「柴崎さん私と別れて下さい」





”りょう”とはもう2度と呼ばない




だから





これからは最低限話すことになってもこれで話す




亮「なんで"柴崎さん"なんだよ」




悠「朱羅を抜けるっていうのにいつまでも"りょう"呼びはおかしいでしょう?まぁでももうほとんど話さないと思うけど、、」





亮「分かった…」





何よその顔





あれだけ裏切り者と言っといて別れて下さいと言った途端に動揺?




ふざけないでほしい




自分の都合の良いようにばっか考えないでよ




悠「これからは穂夏が朱羅を支えてくれるんじゃない?新しいお姫様だねおめでとう」





なんだろ




今は思ってないことがどんどん口から出てくる。




悠「それじゃ私はこの辺で、、さようなら」





私はそう言って屋上を後にした。
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