漆黒に佇む一輪の華
その後のことはよく覚えていなくて





みんな黙ったまま





亮「今日は帰ってゆっくり休め」






俺はそれだけ言ってフラフラと力が入らないまま屋上から姿を消した





__________






朝の目覚めは人生で1番悪い気がして




モヤモヤとイライラが治まらないまま学校に行った。





秋 春「おはようりょうくん…」





やっぱり元気ねぇな




蒼都と晴陽なんて無言だ。





こんなこと滅多にねぇ





教室に入ると自然と悠里の席の方へ視線が向かった





でも悠里はまだ学校には来ていないようで





まさか学校辞めちまったとか…?





ってさっきから悠里のことばっかり考えてる俺って、、





裏切られたはずなのに未練タラタラでだせぇ





そんなことを考えていたらガラガラガラガラ





教室のドアが開く音がした





入って来たのは悠里だった





あいつはいつもと同じような感じだったけど少しだけビクビクしていた





これもまた嘘なのか本当なのか…





俺は何も考えたくなくて机に伏せてそっと目を閉じた





先生「今日は転校生が来るぞー」





とせんこーが言っているのを寝ぼながらに聞いていた。
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